ミュージック・ビデオ考
僕は結構、MTVは好き。
ダイアー・ストレイツの「money for nothing」や、バグルスの「Video Killed The Radio Star」などを聞いて・見て来た世代だけど。
あの時代に危惧された、音よりも映像にユーザーが引きずられてしまう・・・ということは起こらなかったかな?
むしろ、最近のビデオは良く出来てるなあ、と感心する。
日本のだと、JUJUさんのビデオを何度も見ちゃう。
曲ももちろん良いんだけど、遊びでパソコンをいじるとき、だらだらyoutubeで流してる。
よく出来ているなあ、というのは、楽曲とビデオがきちんと両立していると思うからだ。
JUJUさんので言うと、『奇跡を望むなら』という曲。
これの、ドラマ仕立てのビデオ(ノベルクリップバージョンと言うらしい)が素晴らしい。
ビデオは可哀想な話になっていくんだけど、
映像と、音楽と、無声映画の字幕みたいな「セリフ」を効果的に組み合わせている。
結果、楽曲を損なわずに、別の作品として成り立っている。
最後の、男の子の涙に同情し、笑顔に共感する。
そう、奇跡を望むなら、泣いてばかりいちゃ、だめだな。